原因と結果の法則

自己啓発本のルーツ「原因と結果の法則」
1902年に出版され、その後一世紀以上読まれ続けている自己啓発本のルーツとも言えるのがこの本です。

 

前書きにもあるように、すべての自己啓発本はこの「原因と結果の法則」をケーススタディに落とし込んで細分化しているのに過ぎないのかもしれません。(少し言い過ぎかな?)

 

それくらいこの原因と結果の法則というのは、考え方、捉え方によっては途方も無いくらい深い真理なんだと思います。

 

全ての根幹は「思考・想い」である。


思考や想いのその先に、言葉や行動があり、それを続けることでやがて習慣となり、習慣はやがてその人の人格を形成します。そしてその人格がもたらすのが運命ということです。

 

マザーテレサの名言でも
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。


言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。


行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。


習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。


性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
というものがあります。

 

これはまさしく原因と結果の法則に書いてあることと同じですよね。

だから逆算して考えることが大切なんだと思います。


・良い人生を送りたいなら性格や人格に気をつける
・良い人格を身に付けたいなら、良い習慣を身につける
・良い習慣を身につけたいなら、良い言動をとる
・良い言動をとりたいなら、良い想いをもつ

 

この逆算思考は「人生」という大きなテーマだけでなく、例えば「物心共に豊かになりたい」とか「素敵なパートナーと結ばれたい」なんていうことにも応用が効きます。


結局はシンプル


ナポレオンヒルもこの本に影響されたと言いますが、そうして彼がより人々にわかりやすく、実体験も交えたものが全世界で3000万部以上発行され、世界中の人々に多大なる影響を与えたのが「思考は現実化する」です。

 

「思考は現実化する」と「原因と結果の法則」って響き自体がかなり近いですよね。

 

この2つを理解すれば、少なくとも精神的に不幸になることはあり得ないし、ほぼ確実に金銭的や時間的にも自分の理想とする人生に近いものが送れるのではないでしょうか。

 

人は自分の思った通りの人になる。
人は自分の思っている通りの人にしかなれないのです。

原則中心

ビジネスを成功させる「原則」
習慣を支配しているのはパラダイムであり、結果を支配しているのは原則である。これは有名な言葉でまぎれもない事実だ。

 

著者のジェームススキナーは「7つの習慣」の翻訳にも携わっており、経営コンサルタントや講演家として有名です。

 

彼のセミナーに参加するにはかなり高額なセミナー料金を支払わなくてはならない。しかし、見た目からは考えられないくらい流暢な日本語と魂のこもった声にはかなりエネルギーを与えられる。

 

この本では分かりやすくビジネスを成功させるための原則とは何かを教えてくれる。分かりやすいとは言っても何度も何度も読み返すことでより深く自分の中に落ちていく。そんな本です。


シンプルに4つの段階、レベルに応じて教えてくれる

人として、組織として、リーダーシップと色々なことを4つの段階やレベルに分けて考えることで、「どこを目指すべきか」「問題点はどこにあるのか」がわかるはずです。

 

7つの習慣のコヴィー博士も「目的を持つこと」が一番大切だといっているが、目的(ゴール)をもったならそれを達成するためには正しい原則が必要です。

 

原則とは常に「真北を示すコンパス」のようなもので、もし間違ったコンパスを持ってしまっていたなら目的地にたどり着くことは永遠にない。

 

習慣も4つのエネルギーが関係する

人間の4つのエネルギーとは「戦士」「恋人」(魔法使い」「王様」である。

戦士とは生きていくための力であり、主に規律や力を表すエネルギーである。

恋人とは愛のエネルギーであり、主に人間関係や思いやり、コミュニケーションといったものに作用する。

 

魔法使いとは知恵のエネルギーであり、主に学習や向上心に作用する。

王様とは魂のエネルギーであり、4つの中で一番強力なものとなる。ここには人生の意味や意義、生きる目的などが含まれる。

 

1つ新しい習慣を手にしたいと考えましょう。ここでは「体を健康に鍛える」に設定します。

 

人によって価値観や優先順位は違うので4つのエネルギーのどれが効果的に作用するかは人それぞれなのです。

 

人によっては、自分を律するために習慣化できるかもしれない(戦士)


または、誰か一緒にやる人がいてその人との人間関係のためにできるかもしれない(恋人)


あるいは、行動に移すにはより良いシステムや知識だったり、その運動をする事で何かを学べるといったような要素があると動きやすい人もいるだろう(魔法使い)


もしくは、自分が健康で長生きすることに強烈なYESがあれば苦しいことがあっても習慣化することができるだろう(王様)

 

この本を読んでから気づけたことだったのですが、自分は魔法使いの要素が強く、それを知ったおかげもあって朝に余裕をもって行動することが習慣化できたのです。

 

個人的にはさすが!!と思えるような内容でこれからも何度も読み返していくことでしょう。自分の中に強い自己リーダーシップを身に付けたい方には特におすすめです。

飛行機を飛ばすかのごとくシステムを作る

経営にはシステムが大切。
こう言った言葉は皆さんも聞いたことがあると思います。自分も経営に関わらずこう言った考えは、プライベートや家族関係にも大切だと思っています。

 

タイトルの飛行機を飛ばすかのごとくシステムを作るというのは、ジェームススキナーの『原則中心 リーダーシップ』のなかの一文なのですが、優れたシステムを生み出していく上でとても分かりやすい例えだと思ったので自分の考えとともにシェアしようと思います。

 

全てが揃って初めて稼働する

もしあなたの乗っている飛行機に何か1つ足りないパーツがあったとしたら、安心してその飛行機に乗っていることが出来るでしょうか?

どう考えても無理ですよね笑
ぜったい生きた心地がしないと思います。


これは会社に置き換えて考えてみた場合、法人化している時点で「ある程度」は飛びたつために必須のものは揃っているのでしょう。

 

しかし、そのエンジン(戦略)その燃料(資金)は本当に十分だろうか。または飛び立ったあとに必要になってくるパーツと、飛び立つ時に必要なパーツはそれぞれ違うものになるだろう。

 

多くの起業家は「飛び立つパーツやエネルギー」はあるのでしょうが、その後に必要なシステムを知らないのだろう。だから起業して10年後には90%以上の会社が倒産するのです。


目指すところに行くには、現時点では何が足りていて、何が足りていないのか。そして足りないものをどうやって補って行くのかを計画立てることが重要です。

 

システムはバランスが大切

1番いいパーツを組み合わせても最高のものは作れない。
想像してみて下さい。世界最高のエンジンに、世界最高のフレーム、その他にも現時点で世界最高のパーツを組み合わせて飛行機を作ったとします。


間違いなく飛びませんよね?笑
それどころか、まともな形にすらならないはず。だから大切なのはバランスなのです。


また会社組織に置き換えて考えてみると、能力の高いパーツ(人材)だけを組み合わせれば上手くいくかというとそうではありません。

組織のミッションに合う人でなければ長期的に上手くいくことは難しいでしょう。


組織のミッションとは、自社が社会に対してどのように貢献するのかです。ここが曖昧だと、戦略を実行していくうえで必ず一貫性を失うことになり、マイナスを被ることになるでしょう。


良いことを言わなければならないと言ったことではありません。ただ、従業員にも顧客にも自社の目指していくべき方向を示すことが大切です。


この「原則中心リーダーシップ」は数年前に友人から勧めてもらっていたのですがなかなか読む機会を作れずにいたのですが半年ほど前に1度読んで最近2回目を読んでいます。


ご覧の通り付箋がいっぱい(赤が1回目、オレンジが2回目)で本当に勉強になる本です。


7つの習慣と比べると、ビジネスで成功するための秘訣を中心に展開されているので、今より仕事でもっと成功したい。自分の組織には「何か」が欠けている、と感じる方にはとてもオススメです。


質問等あればコメントお待ちしております。

 

ディズニー7つの法則

数あるディズニー本の中でもサービスの真髄を学べる秀逸な一冊


ディズニーといえば、そこから関連しているサービスや接客、自己啓発からビジネスまで幅広い本が発売されており、しかもどんどん新しいものが出てくるため、書店に行けばかなり多くのディズニー本と出会えると思います。

 

そんな中でもこの本はストーリー仕立てになっており、様々なタイプの登場人物がいることからわりとどんなタイプの方でも感情移入しやすいと思います。(ディズニー嫌いの人や、やけに勘ぐり深い人、ディズニー大好きですごく影響を受けやすい人など)

 

全てのサービス業が活かせる本


あまりディズニーの本に関心がない人からすると、ディズニーのような超巨大パークと自分のいる店(カフェ、アパレル、美容院など)とどういった関連性があるかわからないといった風に思うかもしれません。

 

またはディズニーほどサービスや顧客満足には力を入れることはできない、スタッフがついてこれないのでは、などと思うこともあるかもしれませんが、100%でなくても必ず取り入れるところがあると思います。

 

それは顧客満足を上げるだけでなく、従業員満足を高めることも可能にするからです。これを読んでくれている方はみなさん知っているかと思いますがディズニーランドはほとんどすべてのキャストがバイトです。

 

特別に待遇が良いわけでもないのに、ディズニーで働きたいと思っている人は溢れるほどにいる。そしてそのキャストはディズニーで働けることを誇りに思い、ゲストだけでなくディズニーそのものを大切にしようとする。

 

ディズニーは世界規模でこういったブランドを作りだしましたが、あなたのお店が「あなたの地域」でそういった存在になれば素晴らしいことですよね?

そんなヒントが隠されています。

「逃げ恥」第9話感想

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こんにちは(^^)

皆さんはドラマってよく見る方ですか?

 

自分は学生時代はまあまあ見てましたが、社会人になってからは10年くらいほとんど見ていませんでした。(大河ドラマをDVDでちょっとだけ見たことがあるくらい)

 

でも「半沢直樹」がめっちゃ流行った時に途中から流行に乗って見てみたらめっちゃ面白かったんですよね。

 

休みの前の日に、夜中から5話くらい一気見しちゃって(^_^;)

 

その時に「ドラマって面白いやん!」って思いました笑

 

それからは気になるのがあればなんとなーく見てます(^^)

 

逃げ恥が面白い!

いまは「校閲ガール」と「逃げ恥」を見てるんですけどたまらんですよね。

 

うちはリアルタイムでは見れないので、夫婦そろってからディーバーで見てるんですけど、最近はそれが楽しみで(^^)

 

昨日も2人でパソコンで見てたんですけど面白いっすよね。男子的目線で見てガッキーが可愛すぎる!そして星野源の雰囲気が面白い!(昨日はかなりいい男感出してましたけどね)

 

あっ、あと石田ゆり子さんが素敵すぎますよね〜(^^)めっちゃキュートです。逃げ恥見てファンになった方も多いんじゃないかなー。

 

それにいいこと言うんですよね〜。

昨日はゆりちゃんがMVPでした☆

 

みくりちゃんの髪型も話題

みくりちゃん(新垣結衣)の髪型にすると阿佐ヶ谷姉妹になる?

このブログも面白かったんですけど、「みくりちゃんの髪型にすると阿佐ヶ谷姉妹になる」ってワードをけっこう見て面白かったです。

 

ぱっと見、ぜんぜん違うやん!って感じなんですけど【悲報】としていっぱい上がっていますね。

 

これには阿佐ヶ谷姉妹もびっくり笑

 

個人的には星野源のななめ前髪のそろい加減がすごく気になります笑

 

というわけで、あと2話あるようなので楽しみですねー(^_−)−☆

目的が定まっていなければ何を話してもムダになる

部下でも上司であってもその人がどうなりたいのかが決まっていなければプロデュースのしようがない。

 

皆さんもこんな経験がないでしょうか、特に部下に対して熱心にアドバイスをしても、行動が変わらず結果も変わらずにイライラしたことは。

 

多くの場合それは本人も何が原因かは自覚していて、結局「やる気」がないんですよね。

 

やる気があれば、何はともあれ行動を起こし、その行動に見合った結果が伴うはずです。

そして、そのやる気を引き出すには今日のテーマの「目的」が必要です。


考えが変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、結果が変わる。
といいますが、いきなり行動を変えようとしてもけっきょく無理なんですよね。

 

考えというのは、「なにをするのか(しないのか)」「なぜそうしたいのか」「なんのためにそうしたいのか」です。

 

「最良の敵は良である」といいますが、まずは「なんのために」という目的をはっきりとさせておくことです。目的の大きさや強固さで次のステップの行動に対しての「忍耐力」「継続力」「一貫性」が保たれます。

 


私は少し変わった経験があって、上司に対するコンサルティングを行っている時期があったのですが、何かにつけてこの上司は「できない理由」を並べます。さらには他人のせい、社会のせいにする始末です。これではうまくいきようがありません。

 

 

ある面では優れた能力を持っていたので、それを活かすポジションを勧めてみたこともあるのですが、それを受け入れることもありませんでした。

 

 

本人の口から出た変化を拒む理由は「見栄とプライド」です。だからといって今の状態を改善することもしません。過去の成功体験が邪魔をしたり、新しいことにチャレンジする事を口では肯定しながらも、行動には移すことはありませんでした。


上司にしても部下にしてもこういった場合はどうすればいいのか?

 

まずは本人の目的がはっきりとするまで「待つ」ことです。待つといっても何もしないのではなく、考える材料は常に与えます。

 

 

しかし、そこで答えを求めてしまったり、判断を急かすことはしないことです。

どんな関係性であれ、私たちはその当人ではないのだからその人の人生にとやかくいう権利はありません。

 

その人にとって一番いい判断をすればいいのです。

 


もし、その環境が自分にとって痛みを伴うものであれば、(この記事を最後まで読んでくれている方はきっとそういう状況なのだと思います)自身の忍耐力を鍛えたり、何かを気づくべきための試練だと思って乗り越えてくださいね。

 

くれぐれも頑張りすぎは注意です☆

非常識な成功法則

有名マーケッター神田昌典さんの出世作
この本を初めて読んだのは15年くらい前でしょうか?当時の社長に勧められて読んだのを覚えています。若かったのもあり、こういうタイトルにはすごく惹かれる部分もあり真剣に読んで実践した気がします。

 

それから何年か経って6年くらい前に、たまたま古本屋で立ち読みしました。びっくりするくらいに古さを感じないんですよね。

 

さらに先ほどネットで見てみると2016年に読んだ人のレビューも高評価だったり、最近人気の「マンガでわかる」シリーズにもなっていることから、やはり読む人に普遍的な良さを感じさせる内容なのだと思います。

 

サブタイトルは「お金と自由をもたらす8つの習慣」

1:やりたくないことを見つける
2:自分にかける催眠術
3:自分に都合にいい肩書き
4:非常識的情報取得術
5:殿様バッタのセールス
6:お金を溺愛する
7:思い切って決断しない
8:成功のダークサイドを知る

 

詳しくは本書を見ていただければと思うのですが、個人的に影響を受けたのは(3)と(5)です。

 

10代の頃から自分に都合のいい肩書きを勝手につけて理想を描いたことは自身のセルフイメージを良い方向に高めることを手助けしてくれました。

 

また「殿様バッタのセールス」はざっくりいえば媚を売らないセールスといった感じなのですが、これを参考にしたおかげで販売への抵抗一切なくかなり優秀な成績を収めることもできました。

 

また、よくある話ではありますが「紙に目標を書く」ということを初めて自分に教えてくれたのもこの本でした。目標が完全に叶ったとは言えませんが今でも覚えていてそれに向かっています。

 

今さら。。。と思わずに一読の価値あり!

ずいぶん昔の本だし、最近の神田さんはちょっと怪しげだし(昔から?笑)なんか読む気しないなーなんで方でも、そんなに時間を取る本ではないのでオススメです!

 

本当に古さを感じさせないし読むとエネルギーがでてくるような本です。マーケティング入門とかではなく、もっと土台の仕事や人生の考え方、向き合い方も参考になるかもしれません。