独立時の戦略の決め方
私は月に1回、メンターとの個別ミーティングの時間があります。
今日はその中でマーケティングの勉強をしたので、その時の気づきも含めて備忘録として。
まず、戦略を考えていく時には、どこからスタートするかでスムーズさが大きく変わってきます。これは個人の好みや慣れの問題もありますし、事業の段階やそのタイミングでの目的によっても変わってくることを体感しました。
どういうことかというと、今日の話の流れでは「自分にしか出来ない強み」や「今すでに持っているもの」から考え、それが「どういったお客様に響くのか」という流れで考えていくのですが、自分の場合は逆の方が考えやすかったのです。
自分のできることから考えていく方法を『シーズから考える』と言い、ブレインストーミング的な感じには良いのかと思います。
対して、ターゲットであるお客様に求められるものから考えていく方法を『ニーズから考える』と言います。自分のことをある程度は既に把握している状態やイチから事業を立ち上げ一点突破で事業を進めていく場合にはこちらの方が向いている気がしました。
で、自分の場合はターゲットから考えていく方がやり易かった訳ですが、それは先に「美容師が幸せに働ける環境を作りたい」というビジョンがあったからなのです。
ずっと何年も考えていたことだったので自分の中では無意識化していた部分もあったのですがまとめるとこういうことです。
- 美容師が幸せに働くためには、もっと時間とお金のバランスを良くすることが必要。
- 時間とお金のバランスを良くするためには、生産性を高めないといけない。
- 生産性を高めるためにはどんな層をターゲットにすれば良いだろうか。
- ケアを大切にするお客様は単価やリピート率が高い傾向になりやすい。
- 自分の得意分野や興味のあることと照らし合わせた時に「髪質改善」というキーワードもでてくる。
- 髪質に悩みを持っている美意識の高い女性をターゲットに決定する。(やりたいこと、得意分野、単価、リピート性)
- 6.をターゲットにして成功しているサロンや美容師の情報収集(約10年)⇒独自資源として蓄積されていた。
ざっくりいうとこんな感じです。
つまり、自分の場合は「美容師の雇用環境」が先にあったことも判明しました。
これは「お客様を幸せにするためには美容師が長く働きやすい環境を作ること」という自分の価値観が大きく表れています。
そうそう、美容室の最大の商品は「人」ですからね。「人」が辞めない環境、育つ環境を作ればサロンが、繁栄する確率は極めて高くなります。
そのための仕組みが雇用環境を良くする事と、教育などを簡素化するための一点集中な訳です。
人それぞれに答えはありますが、自分の場合はこんな感じです。
読みにくい文章を最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)
みなさんはどうですか?