飛行機を飛ばすかのごとくシステムを作る

経営にはシステムが大切。
こう言った言葉は皆さんも聞いたことがあると思います。自分も経営に関わらずこう言った考えは、プライベートや家族関係にも大切だと思っています。

 

タイトルの飛行機を飛ばすかのごとくシステムを作るというのは、ジェームススキナーの『原則中心 リーダーシップ』のなかの一文なのですが、優れたシステムを生み出していく上でとても分かりやすい例えだと思ったので自分の考えとともにシェアしようと思います。

 

全てが揃って初めて稼働する

もしあなたの乗っている飛行機に何か1つ足りないパーツがあったとしたら、安心してその飛行機に乗っていることが出来るでしょうか?

どう考えても無理ですよね笑
ぜったい生きた心地がしないと思います。


これは会社に置き換えて考えてみた場合、法人化している時点で「ある程度」は飛びたつために必須のものは揃っているのでしょう。

 

しかし、そのエンジン(戦略)その燃料(資金)は本当に十分だろうか。または飛び立ったあとに必要になってくるパーツと、飛び立つ時に必要なパーツはそれぞれ違うものになるだろう。

 

多くの起業家は「飛び立つパーツやエネルギー」はあるのでしょうが、その後に必要なシステムを知らないのだろう。だから起業して10年後には90%以上の会社が倒産するのです。


目指すところに行くには、現時点では何が足りていて、何が足りていないのか。そして足りないものをどうやって補って行くのかを計画立てることが重要です。

 

システムはバランスが大切

1番いいパーツを組み合わせても最高のものは作れない。
想像してみて下さい。世界最高のエンジンに、世界最高のフレーム、その他にも現時点で世界最高のパーツを組み合わせて飛行機を作ったとします。


間違いなく飛びませんよね?笑
それどころか、まともな形にすらならないはず。だから大切なのはバランスなのです。


また会社組織に置き換えて考えてみると、能力の高いパーツ(人材)だけを組み合わせれば上手くいくかというとそうではありません。

組織のミッションに合う人でなければ長期的に上手くいくことは難しいでしょう。


組織のミッションとは、自社が社会に対してどのように貢献するのかです。ここが曖昧だと、戦略を実行していくうえで必ず一貫性を失うことになり、マイナスを被ることになるでしょう。


良いことを言わなければならないと言ったことではありません。ただ、従業員にも顧客にも自社の目指していくべき方向を示すことが大切です。


この「原則中心リーダーシップ」は数年前に友人から勧めてもらっていたのですがなかなか読む機会を作れずにいたのですが半年ほど前に1度読んで最近2回目を読んでいます。


ご覧の通り付箋がいっぱい(赤が1回目、オレンジが2回目)で本当に勉強になる本です。


7つの習慣と比べると、ビジネスで成功するための秘訣を中心に展開されているので、今より仕事でもっと成功したい。自分の組織には「何か」が欠けている、と感じる方にはとてもオススメです。


質問等あればコメントお待ちしております。